CAD資格を取得するには、最低限パソコン操作ができる必要があり、できれば3Dモデリングの経験があったほうがソフトウェアの操作が楽になります。
一般的なファイル操作や設計の基礎知識などがないと学びにくいので、先に基本を学んでおきましょう。
目次
Blenderを学ぶのがおすすめ
Steamで配信されている無料で使える3DモデリングソフトBlenderもCADに似たような設計に使えるため、こうしたソフトウェアの使い方に慣れておくと操作を学びやすいでしょう。
他にもPhotoshopやイラストレーターなどを身につける事で、レイヤーの感覚や操作方法が分かりやすいため、パソコンの使い方にはしっかり慣れておきましょう。
基本的なショートカットキーなども覚えておいたほうがよいため、Ctrl+ZやCtrl+C、Ctrl+Vなど操作を一つ戻す、コピーアンドペーストなどは最低限使えるようにしましょう。
また、ちょっとした操作ミスで触ってしまいやすいキーを理解できていない場合、操作がおかしくなった時にすぐにリカバリーできるので、パソコンの使い方はきちんと学んでおきましょう。
コンピュータのシステムを学ぼう
CADソフトのように、ある程度メモリ処理力が高くないといけないようなソフトウェアを使用する場合は、メモリの管理やRAMの追加などを考慮しておき、ノートパソコンではなく、十分なスペックのデスクトップパソコンを用意しましょう。
コンピュータのCPU、十分なデータを保存できるHDD容量、処理力が不足しないようなRAMを確保し、IntelのCorei7以上のスペックを持つものを用意したほうが無難です。
RAMも16GBはあったほうがよく、HDDも最低でも200GBは用意しましょう。SSDも250GBほどのものをつけることで、処理が多少なり早くなるため、レンダリングやデータの保存、コンピュータの起動などがスピーディーになり、操作の利便性が上がります。
設計の基本を学ぼう
設計や製図をある程度学ばない事には、CADで設計だけできても、製図を理解している人に伝えられません。工業高校などで学ぶ製図基礎、設計の基本を理解しておき、点線、実線の区別などを反映させられるようにしましょう。
必要な記号や特殊な書き方なども分かっていないと、現場の人に設計を伝えられないので、設計の基礎も合わせて身につけておきましょう。
製図は本来コンパスや専用の道具を使用して作ることになりますが、手描きの設計、製図を体験しているとCADの便利さや自由度の高さに驚くでしょう。最初にCADを学ぶ場合はその威力がまだわからない可能性があるので、事前の基礎知識はとても大切です。