CADで製図を行う場合、そのソフトウェアを動かせるパソコンが必要となります。
一般的にはデスクトップパソコンでCADを使うものですが、スペックの良いノートパソコンならばなんとか利用はできるかもしれません。
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メモリー4GBのノートでは動かない可能性が高い
近年出回っているハイスペックなノートパソコンの場合、なんとかCADを動かすこともできそうですが、処理力の関係上どうしても無理があります。
安く入手できるRAMメモリー4GBほどのノートパソコンでは、満足にCADが動いてくれない可能性があるので、ノートパソコンで設計をするよりはデスクトップパソコンで設計をしたほうが良いでしょう。
ただし、ソフトウェア事態をインストールすることはでき、2次元製図くらいであれば問題はなく動作してくれます。3D製図する場合や複雑でデータがたくさん必要になる製図をする場合には処理力が追いつかない可能性があるため、事前にインストールする予定のパソコンのスペックを確かめておきましょう。
AutoCADの要求スペック
AUTODESKから提供されているAutoCADの動作環境はWindows10などの64ビット環境ではメモリ4GB、推奨メモリは8GBです。CPUの種類は1GHz以上の処理力が求められているため、CPU性能自体はあまり気にしなくても良さそうです。
デスクトップパソコンでも8GBあればなんとか動いてくれるという状況ですが、CADを動かしながら、インターネット検索もして、画像処理もして、メールのやり取りも行うというような場合には8GBでは足りません。
その場合はメモリーを追加で挿し、せめて16GBのメモリは搭載させておきましょう。ソフトウェアをインストールする時にディスクの空き容量が6GB以上ないといけないため、容量がギリギリのパソコンには入れられません。
ディスプレイカードもある程度高解像度のものを選ぶ必要があり、1920×1080、Truecolor対応など最低限のデスクトップパソコンの条件を備えておきましょう。
JWCADの要求スペック
JWCADは2次元製図しか行わないため、そこまで要求スペックは厳しくありません。CPUはIntelCorei5以上、メモリは4GB以上、グラフィックボードは一応搭載しておき、HDD容量はせめて500GB以上あったほうが良いでしょう。
HDDは外付けのものでも問題はないので、金額で言えば15万円以上のデスクトップパソコンを購入つもりでいれば十分なスペックのパソコンを用意できるでしょう。
2DCADはそれほど動作が重くはならないので、ある程度自由に製図ができますが、製図データが大きくなってくると描画がおくれてくるため、データ管理は気をつけておきましょう。