CAD資格を生かして設計や製図の仕事をするのは決して簡単ではありません。資格があるからと言って仕事をもらえるわけではなく、実力や経験が伴っていないと仕事は続かなくなります。
きちんと資格取得後にも実力を磨いていって、良い仕事をもらえるようにしましょう。
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建築や土木の仕事はあるの?
初心者にはなかなか回ってこないですが、最初のうちは建築や土木の設計の基本的な部分や、ルーチンワークにあたるような仕事を任せてもらえることはあります。
しかし、それだけではやりがいは十分ではなく、実績としてもアピールしにくいですが、下請けの下請けに当たるような仕事はものは受け入れできる可能性があります。
建築関係の設計はCADで製図する人は多いですが、全国規模の会社の場合は製図しないといけない物が非常に多いため、きちんと経験があればどんどんそれらの仕事を、下請けの下請けであっても引き受けることができます。
仕事があるだけマシですが、あまりにも安い時給でない限りは頑張って仕事を受けて実績をつみましょう。
3Dモデルやものづくりの仕事がある
CADは、建築、土木の分野だけではなく、ゲームの中の家、武器、キャラクターの装備やフィギュアや家電、スピーカーやマウスなどのパソコン周辺機器などの設計を任されることもあります。
こうしたものは建築や土木よりも仕事が多くあるといわれており、単価はそこまで高くはならなくてもやりがいがあって、ゲームなどが好きな方にとっては非常に楽しめる仕事です。
ものづくりというレベルでは、常に新商品や新しく機能性の高い商品が開発されているため、仕事がなくなることはほとんどなく、受け入れできればどんどん製図スキルを生かすことができます。
3Dモデルを活用する事ができれば、働ける現場は非常に多くなります。
3Dプリンターでものづくり
最近新しくできてきた仕事の一つとして、3D印刷を行う代行業や設計業が生まれてきています。顧客の希望を聞いて、そのイメージ合わせられるように製図を作成し、モデルを印刷するところまで請け負うような仕事は、製図さえできれば3D印刷までは簡単なので利益もかなり入ってきます。
こうした請け負う仕事の場合はデザインの難易度はそれほど高くない場合が多く、3D印刷まで含めて5万円から10万円の収益に繋げられることがあるため、こうした分野でもCAD資格を活かして働けます。
売上も十分に出る仕事が多いのがCADの世界なので、賢くこうした資格を生かしてみてください。